【 百恵伝説 vol.1/マホガニー・モーニング 】
週刊文春3月28日号より音楽プロデューサー・酒井政利氏の「アイドルを作った男」秘話という連載がスタートしているが、
その第1回で取り上げられたのは言わずもがな山口百恵。
コラムは「山口百恵と中島みゆきが組んで異色作を発表できたら … 、と企んだことも、今となっては懐かしい思い出です」
という言葉で閉じられているのだが、この企み、私も是非実現させてほしかった!
さて、本来ならトップバッターで紹介したかった2人だが、それができなかったのは
山口百恵は楽曲が多すぎて迷い、中島みゆきは、PV以外、本人の歌唱による動画はYouTubeに一切アップされていないから。
(アップされてもすぐに削除されてしまうようである)
いくらアルバム曲とは言え、こんな幻想的な曲を書き上げた阿木燿子と芳野藤丸、
微睡む老人の白日夢をそのまま音に置き換えたかのようなアレンジの大谷和夫、
そんな曲の世界観を見事に表現しきった山口百恵、全員に拍手である。
出だしの音がかなり小さいので始まってるのかどうか分かりづらいし、
イントロが曲全体の半分以上を占める3分近くも続くが、焦らずじっくり聴いてほしい (^^;) 。
★マホガニー・モーニング (作詞:阿木燿子/作曲:芳野藤丸/編曲:大谷和夫/発売日:1979年4月1日)
※17thアルバム「A Face in a Vision」(オリコン最高位3位)オープニング曲