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【愛しき昭和・平成の歌謡曲たち vol.57/水中花 】

シングル・マン

シングル・マン

演歌のようであり、抒情フォークのようであり、もちろん歌謡曲のようでもあり … 。
竹久夢二の描く絵が似合いそうな、儚く悲し気な大正浪漫の雰囲気が漂うが、
穿った見方をすれば、ブルーコメッツのリードボーカルとして、解散後は作曲家として活躍しながらも
58歳で自ら命を絶った痛ましい彼の最期を暗示しているかのようである。
決して大ヒットしたわけではないのに、木の実ナナら複数の歌手がシングル曲としてカバーしているのも
この曲が隠れた名曲であることの証であろう。

★水中花/井上忠夫 (作詞:阿久悠/作曲・編曲:井上忠夫/発売日:1976年5月5日)

057.jpg ※後に「井上大輔」と改名。

 

Comments 3

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樹愛

私の本名が彼と一字違い・・・そんなことはどうでもいいとして、実績はすごいですよね。自殺したのが20年ほど前だったように記憶しておりますが、作曲家として過小評価されている気がしてなりません。この「水中花」もいい歌でしたが、ブルコメ時代の「涙の糸」というのが傑作でした(作曲は筒美京平氏でしたが)。

半蔵

歌う歌手によって演歌にも抒情フォークにも歌謡曲にもなる好きなタイプの曲です 確かに知っているのですがわたしの記憶の中では井上忠夫ではなく他の人の歌だったようにありますいろんな人が歌っていたんでしょうね 竹下夢二確かに

シングル・マン
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Re: 水中花

樹愛さん
「井上忠夫」と一文字違い、
どうでもいいことではないですよ、かなり気になります (^^;) 。
確かにもっと評価されてほしかったですね。
以前紹介した「本牧メルヘン」も彼の作曲です。
他にはラッツ&スターの一連のヒット曲や
由紀さおりの「スイートワルツの流れる川に」、
杏里の「気ままにREFLECTION」等が印象深いです。
「涙の糸」知らなかったので早速チェックしました。
いい曲ですね! イントロが欧陽菲菲「恋の十字路」に似てませんか?

半蔵さん
半蔵さんが聴いたいたのは誰が歌う「水中花」だったんでしょうね。
私的には演歌調であれば森昌子か前川清、
抒情フォーク調であれば、以前紹介した「水鏡」の鈴木一平歌唱で
この「水中花」を聴いてみたい気がします。
でもやっぱりこの井上忠夫判は唯一無二の歌唱だとも思います。