【愛しき昭和・平成の歌謡曲たち vol.56/東京流れもの 】
竹越ひろ子、渡哲也、松方弘樹、西田佐知子等多くの歌手が歌い、
歌手毎に違う作詞家が違う歌詞を当て嵌めているが、
私のベストは藤圭子の歌う「東京流れもの」。
「歌は上手いし、顔もお人形さんのように可愛らしい」と大ファンだった母の影響もあり
私も昔から好きだったが、大人になって持ち歌以外の曲を歌う彼女を聴いて、
昔は気づかなかったその音域の広さ、音程のしっかりした歌の巧さにあらためて感動。
壮絶な最後を遂げたことには今でも胸が痛むが、あのまま歌い続けていたら
美空ひばりにも匹敵するような大歌手になっていたのではないだろうか。
★東京流れもの/藤圭子 (作詞:石坂まさを/作曲:不詳/編曲:原田良一/発売日:1970年4月25日)
※「圭子の夢は夜ひらく」のB面曲