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【 愛しき昭和・平成の歌謡曲たち vol.14/回転木馬 】

シングル・マン

シングル・マン

デビュー曲の「冒険」は面白い曲だなとは思いつつも大した興味も湧かなかった私。
だが2枚目の「見知らぬ世界」でおっ、と気になり、
3枚目の「回転木馬」では、なぜこんないい曲がヒットしないのだろうと思うように。
そんな2曲が一転注目を浴びるようになったのは、私も毎週楽しみに観ていた “スター誕生” で
桜田淳子が「見知らぬ世界」を、山口百恵が「回転木馬」を歌ってから。
その後、牧葉ユミ本人はヒット曲に恵まれることなくわずか4年で引退することとなったが、
決してヒットしたとは言い難い彼女の持ち歌2曲が
桜田淳子と山口百恵という2大スターを生むきっかけになったのはなんとも皮肉な話である。
結果この2曲、特に「回転木馬」は本来の楽曲の良さもあって、記録より記憶に残る名曲となったのではないだろうか。

★回転木馬/牧葉ユミ (作詞:片桐和子/作曲:BOB-BOGLE(ベンチャーズ)/発売日:1972年6月1日)

014.jpg  ※余談だが、牧葉ユミの「見知らぬ世界」は湯原昌幸のソロ・デビュー曲のカバー。
  

Comments 4

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bokki

牧葉ユミという歌手、全く知らなかったので、『回転木馬』の次に『見知らぬ世界』も『冒険』も聴いてみました。
かなりしっかりとした歌い方の歌手だったのですね。
シングル・マンさんはこういう隠れた存在の様な歌手や歌も実に良く知ってらっしゃるので感心しています。
レコードジャケットの彼女の髪型は、どこかピンキーとキラーズのピンキーを意識している様な感じがあって、当時、こういうボーイッシュな髪型も流行っていたことを思い出しました。

半蔵

片桐和子ベンチャーズなのにヒットとまではいかなかったんですね 改めて百恵さんのオーデションでの歌唱を聴きました ボイストレーニングとか受けてないまるっきりの素人だろうにしっかり歌ってるなと思いましたちょっと危なっかしいところがまた可愛いです 審査員やスカウトマンも見る目ある 牧場ユミさんはさすがにプロ歌手なので安定した歌唱ですね

樹愛

相本久美子さんを自分のサイン会でスカウトした人ですね。残念ながらこの「回転木馬」も「見知らぬ世界」も歌っているお姿を記憶しておりません。百恵さんや淳子さんがスタ誕で歌った歌としての認識しかないですが、その映像さえ残念ながら見ておりません。この2人が共通して歌っている歌手ならばもっと大成してもよかったですね。

シングル・マン
シングル・マン
Re: 回転木馬

bokkiさん
良く知っていると仰って頂きましたが、
当時は数多くあったテレビの歌番組はもちろんのこと、
ラジオ、レコード、「明星」や「平凡」に毎月付録としてついていた歌本と
本当にいろんな媒体を通して音楽に触れていました。
そのおかげでしょうね。

半蔵さん
牧場ユミは媚を売らない、
ちょっと突き放したような歌い方が印象的でした。
この曲は彼女の曲の中では有名な方ですが
それでも大ヒットしたわけではなく、もっと売れてほしかったですね。
百恵ちゃんの「回転木馬」、確かに音程も不安な箇所がありますが
そこがまた可愛いんですよね (^^;) 。

樹愛さん
相本久美子さんを自分のサイン会でスカウトしたという話、よくご存じでしたね。
そうなんです、当時彼女が所属する事務所には彼女ひとりしかいなく、
その頃はもう芸能界を引退したかったらしいのですが、
自分ひとりなので辞めるわけにもいかず困っていたところ
相本久美子に出会いスカウトした、ということのようです。
ボーイッシュなルックスは悪くないし、歌も上手いし、(「回転木馬」に関しては)楽曲もよい … 。
本当に何故もっと売れなかったのか、不思議です。