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【 愛しき昭和・平成の歌謡曲たち vol.13/ダスティン・ホフマンになれなかったよ 】

シングル・マン

シングル・マン

夜のしじまに静かに溶けていくピアノとギターの音に続いて流れてきたのは、なんとも甘く切ない低音。
深夜ラジオで耳にしたこの曲に一発で魅了され、翌日またまたレコード店へと駆けつけたのは言うまでもない。
26歳でデビューするも全く売れず、32歳の時に再デビュー曲としてリリースしたこの曲がようやく初ヒット。
その後は「めぐり逢い紡いで」を布施明に提供するなど、他人への楽曲提供も精力的に行っていたが、
その活躍は、1981年に脳内出血のため37歳という若さで急逝するまでのわずか5年間と、あまりに短いものであった。

★ダスティン・ホフマンになれなかったよ/大塚博堂 (作詞:藤公之介/作曲:大塚博堂/編曲:惣領泰則/発売日:1976年6月25日)

013.jpg  ※B面の「坂の上の二階」も名曲!
  

Comments 4

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派手さのない簡潔な音楽を造っていった早世の秀才。ダスティンホフマンになれなかったよ、同じく深夜ラジオで初聴しレコードをお買い求め。
懐かしい、素朴なメロディでも懐古でない不思議なアーティストでした。
追伸。ちあきなおみさんみゆき節を歌唱してたんですね♪ありがとうございます知らなかった!

bokki

なるほど、この切なく甘い歌声には心揺さぶられますね。
『ダスティン・ホフマンにはなれなかったよ』とは映画『卒業』のあの場面のことですね。
ダスティン・ホフマンといえば、『卒業』は別格として、『真夜中のカーボーイ』の衝撃的な演技、そして『クレイマー、クレイマー』の名演技も思い出され、他の男優にはない演技に対する彼独自の世界感があったように思えます。
映画を思い出させる歌としては、バンバンの『「いちご白書」をもう一度』もあったな~と、今、頭に浮かんで来ました。

半蔵

これまた久し振りに聴きました やっぱりいい歌ですね包み込むような優しい声がじーーんと来ます 若くして亡くなっていたんですね 当時聞いていたのかも知れませんが忘れていました

シングル・マン
シングル・マン
Re: ダスティン・ホフマンになれなかったよ

樹さん
同じように深夜ラジオから流れてきたこの曲に心動かされ
同じようにレコードを買い求めた人が他にもいるかと思うと
とても嬉しく、親しみを感じてしまいます。
B面の「坂の上の二階」は樹さんもご存知かと思いますが、
軽やかでポップなこの曲は今でもよく口ずさんでしまいます (^^) 。

bokkiさん
「卒業」も「真夜中のカーボーイ」も懐かしいですね。
「卒業」はキャサリン・ロスと並んでバスの後部座席に座ったラストの
ダスティン・ホフマンのなんとも言えないアップの表情が、
「真夜中のカーボーイ」は都会にあこがれ田舎から出てきたジョン・ボイトが
金に困り、男性に体を売るシーンが今でも忘れられません。
あぁ、久しぶりにまた観たくなってきました。

半蔵さん
「ああ、そう言えばこんな曲もあったな、あらためて聴くといい曲だな」
まさにそう思ってほしくて始めたコーナーですから、
半蔵さんのコメント、本当に嬉しいです。
だからこそ、大ヒットした曲でももちろん大好きな曲はたくさんありますが、
あえて、もしかしたら知らないんじゃないか、忘れているんじゃないかと思えるような、
そして、このまま埋もれさせてしまうには惜しい曲を紹介していきたいと思います。