【 愛しき昭和・平成の歌謡曲たち vol.39/月見草 】
その曲を後年、彼女がこんな形で披露していたとは。
大ホールでマイクを使わず、生の声だけで歌う姿と言えば
和田アキ子が1998年の『第49回NHK紅白歌合戦』の大トリで「今あなたにうたいたい」のサビをハンドマイクを外して歌い
観客の大拍手を浴びた時のことを思い出すが、
岩崎宏美もフルコーラス、ノーマイクで見事に歌い切っている。
こういった離れ業ができるのも、確かな歌唱力と声量があればこそだろう。
★月見草/岩崎宏美 (作詞:阿久悠/作曲・編曲:筒美京平/発売日:1975年4月25日)
※デビュー時のキャッチフレーズ「天まで響け! 岩崎宏美」どおりの実に伸びやかな声である。