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【 百恵伝説 vol.4/オレンジ・ブロッサム・ブルース 】

シングル・マン

シングル・マン

山口百恵17歳の時にリリースされたアルバム「パールカラーにゆれて」。
このふたつ前のアルバム「17才のテーマ」あたりから
山口百恵の歌唱にはっきりとビブラートがつき始めたのだが、
そのビブラートが完成されるまでの過渡期に当たるこのアルバムは
ビブラートや声の若干の不安定さが、逆に思春期の心の揺らぎを効果的に伝える結果となっており
素人ながら「ゆれる百恵、青春の真ん中で … 」というアルバムのキャッチ・コピーは何と的を射た表現かと感心したものである。
その傾向が特に顕著にみられるのが「愁いノート」「嘆きのサブウェイ」「モノトーンの肖像画」といった作品群だが
中でもこの曲は17歳とは思えない歌唱力で歌の世界観を見事に表現している。

★オレンジ・ブロッサム・ブルース (作詞:阿木燿子/作曲:宇崎竜童/編曲:矢野立美/発売日:1976年12月5日)

04.jpg ※10thアルバム「パールカラーにゆれて」(オリコン最高位6位)に収録

 

Comments 4

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ジャージーなピアノが印象的。言葉ひとつひとつの韻を操り始めた頃の歌。
勿論当時はしっとりした曲だな、でも好き。くらいな感想。長じて「実のなる花の好きな人」…戯れに抱いてはやるが、子供を産んでくれる女しか俺には必要ない…歌詞独断深読み考察したときからシャンソン歌手百恵を確信しました。(当時からフランソワーズ・アルディのファンでしたので)でも百恵ちゃん確か、このアルバム当時は17歳?百恵天女伝説。

半蔵

ビブラート 何となくは分かっていましたが検索してみました一定の音で声を震わす 練習方法等々 ビブラートとこぶしの違いなどが勉強になりましたよ 確かに初期のころの歌い方よりも大人びた落ち着きがあってスローなバラードなども上手に聞こえますね この歌好きですね勿論百恵さんの歌全部好きに決まっていますがここに書いてある他の曲は知らないかな

とし

この歌、大好きです。
数ある百恵さんの歌からセレクトしてプレイリスト作るときにいつも選んでいます。
阿木燿子・宇崎竜童ペアが百恵さんに提供された初期名作ですね。
さり気なく歌ってるようで、実は百恵さんの歌唱力って只者ではないですよね。

僕は阿木燿子・宇崎竜童ペアの百恵作品では、モノトーンの肖像画も大好きです。
あれ、マスターベーションをテーマにしたちょっとエッチな歌詞だと思いますが、如何でしょうか。笑

シングル・マン
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Re: オレンジ・ブロッサム・ブルース

樹さん
実のなる花の好きな人=子供を産んでくれる女しか必要としない人
確かになかなかの独断深読みです (^^;) 。
でも「ミス・ディオール」の時にもコメントされてましたが
「シャンソン歌手百恵」論にはまったく同感!
山口百恵が引退せずあのまま歌い続けていたら … 、
一体どれだけ凄い歌手になっていたんでしょうか。

半蔵さん
この曲は私の中ではかなり上位にくる百恵ちゃんのお気に入り曲。
「この歌好きです」と言って頂けてとても嬉しいです。
そしてあくまでも私の個人的な意見である百恵ちゃんのビブラートに関して
わざわざ調べてまで頂き恐縮です。
私的にはこの3枚後のアルバム「花ざかり」で百恵ちゃんのビブラートは完成したと思っているのですが、
このアルバムの中の曲もいつか紹介しますので、是非聴き比べてみて下さいね。

としさん
そうなんです、この曲も「モノトーンの肖像画」も本当に名曲ですよね!
今回もどちらを先に紹介するかで大いに迷ったのですが
若干の差で、私の中ではより完成度の高いこの曲を優先しました。
ところで「モノトーンの肖像画」のマスターべーション説、
阿木燿子がそれを意図して書いたのかどうかは分かりませんが、
当時私は歌詞の中の「あなた」を大好きだった男性教諭に置き替えて想像していたので
少なくても私の中では「マスターベーション」がテーマでした (^^;) 。