Edit your comment 半裸で寛ぐ野獣の周りは 獣臭と熱量が耐えず放たれる。 革張りのソファーに負けぬ ピンと張った肌弾力は お膝の上に鎮座したらば 暫く動けまいて。 ブ厚い胸に頬を擦り寄せ 疎らな胸毛を頬の産毛と 擦り合わせる。 ブ太い(ぶっとい)太腿に 満遍なく這う脛毛は ざらざらと密着する尻を刺激する しかしながら雄々しい牡は 眼鏡をかけて読書たいむ。 小難しい芸術書を片手に無造作に 空いた手で髪を撫でてくるだけ。 我が上で腰を叩き付け絶頂の咆哮を あげる時の牡との何と言う対比。 髭を撫で唇に覆い被さり 叢に潜む牡の生殖器を 掻き分け… パタン。やっとこ本を閉じる。 やれやれと言った風な嘆息。 知性溢れる賢者野獣から 痴情の塊性欲猛者へと… ああ、この牡の二面を知り得る のは私だけ、たまらない優越感に 浸るひととき。 SECRET SendDelete