Edit your comment イギリスの小説を読むと、ディナーは24日の夜か25日の昼にとっています。今日の夜にディナーを食べようと思っている人、気を付けて下さい。 時計が普及する前、一日は日暮れで終わり、夕方からは翌日になりました。英語のeveはevening と同じて、夕方です。つまり、クリスマスイブは降誕祭の前夜ではなく、降誕祭の始まりなのです。 ですから、教会は盛大なミサを24日の夜に執り行います。 聖書によると、東方の三博士が星に導かれて行った先に、飼い葉桶に寝かされたキリストを見つける。キリストはイヴに生まれたのです。 この時間区分は日本でも同じだったと思われます。子供の頃、我が家では、大晦日の晩御飯は、きれいに盛りつけたお節に刺身と熱々の煮しめのご馳走でした。元旦は雑煮で、各自お節を重箱から取って食べました。 いしだあゆみの家がモデルになった朝ドラでも、大晦日にご馳走を食べるシーンがありました。 もっとも、イエスが12月25日に生まれたとは聖書に書いてありません。キリスト教が布教する際に、各地の宗教儀式を取り入れましたが、クリスマスは北欧の冬至の行事を取り入れたものです。太陽の力が増すように、常緑樹の枝にろうそくを飾る儀式でした。 イギリスにクリスマスツリーが登場したのは、19世紀後半、ビクトリア女王の御世でした。夫君のアルバート公がドイツから持ち込んだのです。 さあ、クリスマスは終わりました。次はお正月です。 SECRET SendDelete