Edit your comment 「知らない横丁の角を曲がれば、もう旅です」と言ったのは、永六輔さん。いい言葉です。ラジオの長寿番組「誰かとどこかで」もとても良い番組でした。味のある方がいなくなるのはとても残念です。 旅。長年住んでいる自分のまちでも角を曲がれば旅は始まるのでしょうか。実際、曲がったことがない「角」はあるものです。自分の行動って意外と狭くて決まりきっていると、その時思うものです。果たしてその先に、何があるのか。 車の運転をしながらですが、曲がったことがない角を曲がる機会がありました。すると、大胸筋を揺さぶりながら走っている漢に出会ったのです。すれ違うまで10秒もなかったと思いますが、旅の途中で見かけた漢の上半身の大きさと、通過した後姿の張のある下半身が目に焼き付きました。「どこの人だろう」引き返して後を付ければ家が分かるかもしれない・・・ストーカーか。 自宅から2キロ以内にこんな漢がいたなんて、なんてことだ。と思ったものの、追跡してどうなる、声掛けしてどうなる、一瞬自己嫌悪になるけれど、かっこいい漢に目を奪われた。それの何が悪い、と自問自答。体育学生でも現役選手でもなく、普通の勤労者が鍛えたガタイで軽装でジョギングしているだけのことです。角を曲がった「旅」の思い出です。 SECRET SendDelete