Edit your comment 百鬼蠢く魔都「京の都」 日本で一番旧い女の花街「上七軒」 華やかな女の町の裏の顔。 魔を滅する雄の町「裏七軒」。 血の赤を纏い扇を翻し封魔舞を 財界の旦那衆に披露する、花形芸児(げいこ) 旦那衆に憑依する魔、妬み嫉み憎しみ… 浄化昇華させるのがお役目。 女に対して百戦錬磨の旦那衆も、 目の前に迫る雄に何をされるのか 一人呼ばれお座敷にて 泣き叫んでもよいが他言無用がしきたり。 泣き叫ぶ?財界の雄の旦那が? 闇の宴が終わったあとは 憑き物が落ちたかの如く 晴れやかな貌を旦那衆の誰もが するという。 今宵、日本有数の財閥総帥。 もう老齢と言ってよい風貌だが眼の光は 他を圧する。 その雄でも度重なる不幸、裏切り、身体の衰え 魔に憑かれている。魔を祓え。 お座敷に呼んだは花形芸児。 そして今宵は舞児(まいこ)まで… お花代は高額、 不敵に嗤う芸児、舞児の二人に お座敷に連れ込まれ 老齢の旦那の泣き声が、いや哭き声が… 此処で視たこと聴いたこと、だぁれにも 喋ってはあきまへんえ。 雄街のしきたりどす。 …… SECRET SendDelete