Edit your comment 「今日やっておかないと下着が足りなくなる。」頭の中はその後にすることを段取りよくインプットしていく。蓋を閉めれば自動運転、36分で洗濯は終わる。その間にモップをかけて誇りを取り、掃除機をかけて床の掃除。 一人暮らしだから埃が舞うと言っても知れている、と思うのが大間違い。結構たまる。見逃しや手抜きをすると白くなって積み残ってしまう。のらりくらりは嫌だからせっせせっせと動き回る。こう見えて自分はかなりのきれい好き。 ピーピーの音は洗濯終了。2階の部屋も掃除が終わる。ふぅ。息を切るのは、相似が結構な運動量だってこと。にわかに汗ばんでしまって、窓の観葉植物に水をやる前に自分に一口。洗濯物籠に汗ばんだシャツを入れて、あたらしいシャツを着る。「いつ終わるんだ?洗濯・・・」乾燥機に放り込んでボタンを押せば、そのうち乾く。 階段の上がり降りと、無駄のない動きのつもりが、一生懸命だからさらに汗をかく。伸縮性のあるパンツは履き心地いいのだが、いささか暑い。誰も来ないし見てないから、脱ぐ。屈んだ股の間に自慢の錘が白ブリに包まれているのは、まんざらでもない。「触ってごらん、柔らかいよ」と、誰にそそのかしているのか。 ハンガーにかけた最後の一枚を、洗い皺伸ばして両手でパンパン。ふぅ。終わった。 豆を挽いて珈琲を淹れる。この香りが落ち着く。ピアノの軽めなジャズを聴きながらマイルドなコーヒーをすする。なんとなく置いた手の当てどころは鼠径部。ムッチリした太ももと大福餅みたいな陰茎と睾丸が仕舞われている膨らみを掌でなぞりながら視線も這う。窓から陽がさして白ブリの毛羽立ちが小さく白く光る。亀頭のくびれが浮き出ていた。 あぁ、何を食べよう。もうすぐ昼だ。普段なら手を抜かずに惣菜も作るが、きょうは手抜きといこう。ロンドンストライプのシャツを腕まくり、エプロンの紐を腰で結ぶ。大きな尻を突き出して冷蔵庫の中を見回すと、玉ねぎ人参ピーマンとキノコ。自分のは使えないから、大事そうに握って「これはダメ」と言いながら野菜を取り出す。 豚と鳥の合い挽き肉に刻んだ野菜を入れて炒める。手抜きだから味付けは奥の手の焼き肉のたれ。冷凍ご飯を合わせて、最後にトロトロの菊門、ではなくて、3個で半熟にした卵焼きを乗せる。甘さと辛さとまろやかさにご飯が止まらない。あぁ、またまた汗ばんでしまって。結局全部脱いで洗濯機に。 だから、ね。こうなるとシコラズニハいられないのだから。誰も来ないし。見てないし。スリコギ棒みたいなイチモツヲ、目を閉じてしごき、捏ねて、やがて悶え始める。ひとり悶々と、そして絶頂。5日間貯めていたものは肩を飛び越えて枕カバーを濡らしてしまった。あぁ、終わらない洗濯日。 SECRET SendDelete