Edit your comment アートとして成立する ことについて。 芸術家の立場からすると、作品は芸術性があると認識して公開するわけで、評価はそのあとに伴います。一方、その意識を持たずに発表した人の作品であるにもかかわらず芸術性の評価を受けてアートとして認定されることもあります。当然されないこともあります。 人間の裸体についていえば、メープルソープの写真は過激に見える描写があります。尿道に小指を突っ込んでいるクローズアップ写真、男性器をテーブルの載せてうつむく姿勢の写真、陰茎を加えた場面、股間にだらりと垂れる陰茎と睾丸の大股開きの場面、など。しかしどれもドキュメンタリーで緊張感がある場面を生み出しています。モチーフと対峙すること、緊張を生むこと、メッセージ性を失わないこと。アート論のポイントだと思います。 ミケランジェロの最後の審判は全裸でしたが、卑猥であるとして非難され腰布が強制的に描かれました。ダビデ像の裸体は卑猥だからと空港検閲で写真が没収された昔がありました。無教養な人が見ると芸術もゴミでしかない。 紹介写真の3点がアートかどうか、について。 前段の後者の場合で判断すれば、普通のポートレートであり、芸術性という視点では完成度が物足りない作品に思います。美しいモデルですが、写真家とモデルとの対峙が希薄なので緊張感がなくメッセージ性にも欠け力強い作品には見えないです。 これは私見です。見解の違いは多々あると思います。 発言の機会をありがとうございます。 SECRET SendDelete